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感想@NHK連続テレビ小説「なつぞら」第20週:なつよ、笑って母になれ*ネタバレあり [NHK連続テレビ小説感想]

NHK 連続テレビ小説「なつぞら」の感想です。
今回は、第20週「なつよ、笑って母になれ」について記します。
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以下の記述にはネタバレがあります。

連続テレビ小説 なつぞら Part1 (NHKドラマ・ガイド)

連続テレビ小説 なつぞら Part1 (NHKドラマ・ガイド)

  • 作者: 大森 寿美男
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2019/03/25
  • メディア: ムック

前回の感想記事はこちら。
【感想「なつぞら」第19週:なつよ、開拓者の郷へ*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2019-08-10-5



今週は、これまで以上に不満を強く抱いた回でした。
「ありえない……」と、テレビの前で何度呟いたことか。


まず、金曜日の冒頭であった
主人公・奥原なつ(坂場なつ)の調理シーン。
なつは、富士子さん曰く料理をよく手伝ってくれたそうで、
だからこそ、実子である夕見子には渡さなかったお料理ノートを、
お嫁入りのお祝いとしてなつに手渡していましたが、
キュウリの切り方が変でした。
お刺身のように引いて切るなんて、初めて見ました!
これで、なつが料理をよく手伝っていたというなつの設定が
(よく手を切る坂場さんに嫌味を言えるほど上手い?)
一発で崩壊したと思いましたし、
なにより、なつを演じる広瀬すずさんも
普段から料理をしない人なんだなぁと実感しました。
よりにもよって主婦層が時計代わりに見る番組で、
手元のアップ映像でこの失態を堂々と流すなんて、
普通じゃないと思いました。
一瞬「私がおかしいのかしら」と迷い、
ツイッターにて「なつぞら」の単語で検索を掛けようとしたら、
候補の一つとして「なつぞら きゅうり」が出ており、
その時点でネット民に突っ込まれていると分かりましたし、
実際そうでした。



次は週の半ばに落とされた爆弾。
思わずツイッターに投稿したほど驚きましたし、不快でした。

その前の回で少年時代の咲太郎と亜矢美さんの過去を流し、
咲太郎に対して亜矢美さんが
「かあちゃん」と呼ばせたシーンも入れておきながら、
実は亜矢美さんが咲太郎を男として求めてたとは……。
しかも亜矢美さんにとってこれは墓まで持っていく案件でしょうに、
気心の知れた友人に勝手にバラされるというオチまであって、
朝からもう不愉快でたまりませんでした。

以前、雪次郎がまだ東京にいた頃に、
亜矢美さんと咲太郎が男女の仲かという台詞があり、
そういう可能性があることを匂わせていましたが、
まさかそんなことはないだろうと思っていました。
そして咲太郎がマダムと結婚することになり、
ホッとしたのもつかの間、大きな爆弾が落とされました……。
亜矢美さんが失踪したのは、
マダムに嫉妬したくないからだそうですが、
どうしても恋情でなければならなかったのでしょうか。
血が繋がっていようがいまいが、
息子を奪われたとして母親が嫁に嫉妬をするのは
別に珍しい話ではないので、
失踪の理由に恋情を絡ませる必要は無かったのでは?
北海道編の時、泰樹さんがなつを留めたいばかりに、
孫と彼女をくっつけようとした際に、
なつが「(兄から)そういう目で見られていると思うと気持ち悪い」と
拒否していましたが、
今の私はまさにその言葉の通りです。
その一件といい、今回といい、
家族は家族として放っておいてほしいというか、
恋愛要素を投入して無理に生々しくしてほしくなかったです。
昔、漫画「ハチミツとクローバー」を初めて読んだ時に、
修ちゃんがはぐを女として好きだと告白した時に覚えた
背中がぞわっとする嫌悪感を、また味わわされました。
(ちなみに、はぐ→修ちゃんの気持ちは共感できました)

そうそう、おでん屋「風車」の移転問題ですが、
私は元々ゴールデン街にこの店があると思い込んでいたので、
そうでなかったことに驚かされました。
あと、なつの誕生日(八月十五日)の描写で、
狭いおでん屋の中で大人数がひしめき合っているのに
全然暑そうでなく、季節感が全く無いなと思いました。
というか、月日が度々飛ばされているせいで、
どれくらい経っているのかが実感として湧きません。
坂場さんが東洋動画を辞めてから二年以上経っているはずで、
来週の放送ではなつの赤ちゃんがもう生まれるようなのに
全然変わらないので、
「これは一体いつの話なの」といつも戸惑います。



そして、産休にまつわる話。
妊婦さんとしてもなつの先輩にあたる茜さんが
同じ問題で苦しめられた時は、
旦那さんを含めて誰も助けの手を差し伸べなかった一方で、
なつがそれに直面した途端、周りが一気に立ち上がり、
社長室に乗りこんで直談判をし、待遇改善に成功!
……って、あまりにもなつに都合がよすぎませんか。
なつが望めば誰かが必ず叶えてくれるという
これまでの数々のエピソードを振り返れば、
今週のこの件もこうなって当然かもしれませんが、
皆が一斉になつの為に立ち上がるのは不自然でした。

その前の、なつの妊娠が発覚した経緯と対応も嫌だったなぁ。
どうしてなつの時だけ、
同じフロアにいる全員から拍手喝采されるんでしょうか。
なつが取材を受けた雑誌が発売された時も
あの場にいた全員がなつの顔のお面もどきをかぶりましたし、
なつが坂場さんと結婚すると決まった時も
今回と同様に派手に祝われていました。
それだけなつには求心力があるのかもしれませんが、
アニメーターとしても、一人の人間としても、
ドラマの内容からはなつの魅力が伝わってこないので、
私はテレビのこちら側で口をぽかんと開けるばかりです。

たとえば、茜さんの時もなつがちゃんと立ち上がっていて、
何とかしようと頑張った
→でも駄目だった、会社に完敗したという苦い過去を踏まえて、
今回(なつの場合)の成功に繋がったというなら、
まだ納得できます。
結局、明子ちゃんを出産した茜さんに
「この子を置いて会社に行くなんて、今じゃ考えられない」
と言わせることで、
彼女に自ら問題の幕引きをさせたという形も好きにはなれません。

そもそも、なつはまだ妊娠三か月で、
これから起こる体の変化は勿論、出産や育児の経験も無いのに、
「(作画監督を)やります! やりたいです!」と
鼻息荒く言い切ってしまうのは
無謀だと思いました。
なつのやりたい気持ちは否定しませんが、
体がついていかない可能性が高いのは明確で、
もしそうなった際に迷惑するのは周りの人たちですよね。
雇用に対する社長の提案については
少なくとも彼の説明はそれを配慮したものでしたので、
なつが収入減の理由以外で反発する理由が分かりませんでした。
加えて、「お金のためじゃない」と言っていたのも謎でした。
いや、坂場さんが未だにまともに働けていない以上、
なつがお金を稼げる状態でないと駄目でしょ、と、思いました。
この辺は、モデルとなった女性を踏まえてのことでしょうが、
なつの描写がそれに全く追いついていないので、
浮いているようにいつも感じられます。



来週の予告によると、麻子さんが再登場するそうで、
やっと楽しみなことができたのですが……
出産時にいきむなつの「早く会いたいー!」がおかしくてたまらず、
全てが吹っ飛びました。


続きはこちら
【感想「なつぞら」第21週:なつよ、新しい命を迎えよ*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2019-08-24-3



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2019-08-17 23:52 
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