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感想@宝塚歌劇 宙組公演「逆転裁判3 検事マイルズ・エッジワース」*ネタバレあり [宝塚版 逆転裁判]

宝塚歌劇 宙組公演の
ミュージカル・ロマン「逆転裁判3 検事マイルズ・エッジワース」
東京公演(於日本青年館)を観てきましたので
感想を記します。

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  • 出版社/メーカー: カプコン
  • メディア: Video Game

私はゲーム“逆転裁判”のファンで、
以前の宝塚版の逆転裁判(以下“ヅカ逆”)を観たのを機に
宝塚の他の公演も観劇するようになりました。

以下の記述にはネタバレがあります。


————

今回は、26日の15時公演と
28日の15時公演(千秋楽)を観ました。
ZUKA.jpg

私はヅカ逆の1も2も劇場で観ています。
御剣怜侍(マイルズ・エッジワース)が
一番のお気に入りキャラクターです。
私は、どちらかと言えば
1の七帆ひかるさんのエッジワースの方が好みでしたので、
失礼ながら、ともちんさん(悠未ひろさん)には
あまり興味が無かったのですが、
終わった直後、素直に「良かったー!!」と言えるほど
今回の公演は素晴らしかったです。



まず、ともちんさんについて。
歌がお上手になられていて、大変びっくりしました。
私、ヅカ逆は音楽でも楽しんでいて、
ともちんさんの(ヅカ逆2の)「迷い道」もたまに聞いているんですが、
声の伸びや張り、低音や高音の響かせ方、声量など
全般的に凄く良くなっていました。
同じ曲だからこそ、自然に聞き比べてしまうので
もし仮に劣化していたら目も当てられない状態だったかもしれませんが、
本当、お見事でした。

ダンスも品があって良かったです。
以前は、背の高さに頼るようなところがあったように見えたのですが、
今回は最初から最後まで安定していて、
私も安心して見ることができました。
尤も、私はすっしーさん(寿つかささん)のダンスがとても好きで、
すっしーさんが舞台で踊っていると
目が勝手に奪われてしまうので、
実を言えば、ともちんさんだけに注目し続けることは
できなかったのですけれども……。
それと、ヒロイン役のれーれ(すみれ乃麗さん)とのデュエットダンスは
ソシアルダンスの競技大会を見せられたような気がしました。
二人からはもう少し色気が漂ってきてほしかったです。



さて、お話のあらすじです。
今回は、ポスター画像でのマイルズ・エッジワースが若ミツ姿で
(御剣怜侍が成歩堂龍一と出会う前に着ていた特別な衣装)、
でもエッジワースが子供の頃に亡くなった父グレゴリー・エッジワースと、
彼がまだ生きていた時代に活躍していた刑事タイレル・バッドもいて、
私は「どういう設定になるんだろう」と不思議に思っていましたが、
マイルズ・エッジワースがラリー・バッツと共に乗った飛行機が
三十年前の過去に飛んでしまい、
まだ自分が生まれていない頃の父親と会うという内容でした。

正直に言えば、こういう設定は同人誌でよく見ますので、
「同人っぽいな〜」と思わないでもなかったですが、
御剣(検事)VS御剣父(弁護士)は、
逆転シリーズのファンなら一度は見たいと願う究極の設定ですので、
舞台で叶えて頂けて嬉しかったです。



個人的には、第二幕の公判の中盤あたり
(裁判長が証言台に立つ辺りから)から急に流れが早くなって、
ちょっと雑な作りになっている/
わざと作りを荒くして細部を誤魔化しているように思えましたが、
(真犯人の正体がちょっと突飛すぎ、
作中の主要人物との関係も偶然すぎ)
それ以外は良かったと思います。

特に、第二幕で見られる“事件を再現する”シーンは、
舞台ならではの作りになっていて、大変良かったです。
ここは、原作のゲーム(逆転検事)で言う
“ぬすみちゃん”を使うシーンなんですが、
この作品では一条美雲ちゃんが登場しませんので、
当然、彼女が使う“ぬすみちゃん”も出ません。
しかし、それを使った時のような再現場面があり、
御剣が事件を振り返るんです。
音楽が“ぬすみちゃん”使用時のそれで、
舞台を照らすライトも緑に変わる……と挙げてみれば、
“逆転検事”を遊ばれた方には「ああ」とお分かり頂けると思います。
“ぬすみちゃん”では、
美雲ちゃんが機械に具体的な情報を登録し、
幻をそこに投影しますが、
今回の舞台では、キャラクター自身が現場に登場して
事件発生時とその前後の様子を表現していました。
これが、“ぬすみちゃん”同様、
事件を改めて把握するのに物凄く分かりやすくて
とても良かったです。
この場面について、鈴木先生に直にお話を伺えた際(後述します)、
先生は「ゲームには無いんですが……」と恐縮したように仰ってましたが、
(改変したという意味でこう仰ったんだと思います)
いやはや、良い改変だったと思います。

グレゴリー・エッジワースは、
御剣の検事としての師匠である狩魔検事
(2のフランジスカの父親)の設定を吸収しているようで
弁護士としての勝利を掴む為なら
証拠品のねつ造も平気で行なうという設定が
付け加えられていました。
私は、実を言えば、この改変を好んではいないのですが、
息子マイルズ・エッジワースの正当性を強める効果はあったと思います。



1も2も現代劇ということで、
(最後のフィナーレはともかく)
衣裳が地味で“宝塚らしさ”に欠けていましたが、
今回はヒロインがショーダンサーで、
娘役さんがきれいなドレスを着て踊るきらびやかな場面もありましたので、
このコラボを機に初めてヅカを観たというようなゲームファンにも、
宝塚歌劇ならではの“きらきらしたところ”を
楽しんでもらえたのではないかと思います。



最後、マイルズ・エッジワースが
父グレゴリー・エッジワースと別れる際、
DL6号事件のことには一切触れず、
別のこと(リビングのガラス云々)を言って
会場をどっと沸かせていましたけれど、
私は逆に、ちょっとほろりとしました。
「ここであれを言わないあたりが御剣(エッジワース)らしいよ」と
思わずにはいられなかったです。



それと、オバチャン——もとい
ウェンディー・オールドバッグが大変良かったです。
すっごくキュートでまともな人だったww

そして今回も、組長さんの寿つかささんが
キレのあるダンスを披露されていて、
事前に配役などを全く調べていなかった私は、
最初の“蘇る逆転”の歌の時に
「あの、キレッキレなダンスをしている裁判長は誰ww」と
驚きながら注目していたのですが、
法廷シーンで裁判長がやっと登場した時に
ようやく組長さんだと知って、二度びっくりしたのでした。

そのメインテーマ曲“蘇る真実”をまた歌ってもらえたのも、
とても嬉しかったです!
振付は新しいものに変わっていましたが、
私は前作の方が好きかな〜。
それと、新曲が多くてびっくりしました。
前作からの流用って、“蘇る真実”と“迷い道”ぐらい??



あと、あと、
前作の2でその他大勢の端役の一人だった愛月ひかるさんが、
ここまで大きな役を貰えるようになったことに
(プログラムの写真の大きさにも)感慨深くなりました。
2の時は、私も周辺も彼女のことをよく知らず、
「あの格好良い人、誰?」と騒いでいましたので……。
というか、これを機に注目するようになりましたので、
新人公演で彼女が主役を務める度に「凄いなぁ」と思っていましたが、
同じ作品の新作で、明らかに番手が上がっていると分かったことが
とても嬉しかったです。



千秋楽のみのネタは、
カチャ(凪七瑠海さん)演じるラリー・バッツと
カフェの常連客ルビー・トリコで多くあったと思います。
たとえば、三十年前の空港で号外の新聞を受け取ったバッツが
おどけた表情をあれこれ客席に向かってしてみたり、
カフェで働く時の衣裳にリボンが加わっていたり
(上に立てた前髪にリボンを付けていた)、
ルビーの眼鏡がピカピカと光って電色仕様だったり、
“千秋楽”と書かれた髪飾りを刺したり……といった具合です。

カーテンコールは計四回ありました。
この公演をもってカチャが他の組に移動してしまうこともあり、
最初の挨拶では、組長さんとともちんさんの後で
カチャも単独で挨拶をしていました。
ちょっと噛んだところもありましたが、
好感が持てる、とても良い挨拶でした。
それを受けて、娘役さんの一部が涙ぐんでいたのが印象的でした。

二回目のカーテンコールでは
客席も含めた全員での「異議なし!」コール。
お手本は、ともちんさん、れーれ、カチャでした。

三回目のカーテンコールは御礼などだけで終わって、
最後の四回目のカーテンコールは
スタンディングオベーションが起こりました。
そして再びの「異議なし!」。
今度は、その後の「……クッ」のポーズまでやることになり、
とても楽しかったです。
凄く良かった!!



余談ですが、開演前のロビーにて
逆転裁判の生みの親であるカプコンの巧舟さん
(タクシューさん)をお見かけしましたので、
サインを書いて頂きました〜。
taku.jpg
その際、光栄なことに、色々とお話しさせて頂きました。
逆に、「“レイトン教授VS逆転裁判”はどうでしたか?」と
タクシューさんに感想を求められたりもしましたww

ブログやツイッター、サイトの日記などで
「この作品が大好き! 良いよ!」と発信できても、
その制作者さんに感想を直にお伝えできる機会は滅多に無いので、
自分が逆転シリーズを好きだ!という気持ちを
タクシューさんに直に言えたのは
本当に嬉しかったです。
勿論、これは、タクシューさんが
わざわざ時間を割いてくださったからこそ成ったことですので
この点でも心から感謝しています。
タクシューさん、ありがとうございました。


また、入口近くには、制作の鈴木先生もいらっしゃいましたので、
自分が良かったと思えたシーンを中心に、
今回の舞台の感想をざっとお伝えしました
(ぬすみちゃんの再現シーンとか)。
鈴木先生も素敵な方で、
逆転裁判という作品を大事にして下さるんだなーということが
短い時間でも伺えたので
非常に好感を持ちました。



その28日の千秋楽公演をもちまして
この舞台は終わってしまいましたが、
次は是非、テレビで細かいところまで観たいので
DVD化を希望します。


おまけ:
主演のともちんさんのFCでチケットを頼んだら
こんな封筒で戴けました。
ZUKA2.jpg

封筒そのものは、仲介して下さったFC会員さんが回収されたので
私の手元には無いのですが。


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2013-01-29 23:28  nice!(0) 
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