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感想@ドラマ「ストロベリーナイト」第1話:シンメトリー*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

テレビドラマ「ストロベリーナイト」シーズン1の感想です。
今回は、初回の第1話「シンメトリー」について記します。

ストロベリーナイト シーズン1 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

主なキャストさんはこちら(敬称略)。
姫川玲子:竹内結子
菊田和男:西島秀俊
葉山則之:小出恵介
石倉保:宇梶剛士
湯田康平:丸山隆平

勝俣健作:武田鉄矢
井岡博満:生瀬勝久
今泉春男:高嶋政宏
日下守:遠藤憲一
橋爪俊介:渡辺いっけい
國奥定之助:津川雅彦


前作にあたるスペシャルドラマ版の感想はこちら。
感想@ドラマ「ストロベリーナイト」
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2010-11-13-1
ストロベリーナイト DVD

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各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめています。
テレビドラマ感想一覧:再放送 視聴(2)

────

この連続ドラマはリアルタイムでも見ており、
その後もレンタル店でDVDを借りてもいたのですが、
この度、新作が映画が公開されるということで
改めて最初から見直してみました。



同一キャストによるスペシャルドラマが
数年前に先に放映されましたが、
帯ドラマとしての初回である今回の第1話は、
各キャラクターの紹介&キャラクター間の関係を紹介しつつ、
作品の売りらしい(?)猟奇的殺人の解決……という主題が
盛り込まれていました。

過去に性的暴力を受けたというトラウマを抱えつつも
(抱えるからこそ?)
刑事という仕事に打ち込む主人公・姫川玲子刑事。
“サバサバ系上司”系キャラは
女優の天海さんが非常に得意としますので、
どうしても比べてしまうのですが、
この姫川は、わざとらしい部分が多少鼻につくものの、
それはそれで味となっていると思います。



初回の今回は、タイトル通り、
シンメトリー(対称/均斉)がテーマでした。
この話に限って言えば、単なる対称でなく、
“左右対称”に限定しているとも受け取れます。

姫川がしている腕時計が6時で止まっていて
役に立たないところから
話が具体的に始まった後、
最後もこれで締められているあたり、
お話の構成がとても上手いです。
しかも、ただシンメトリーを狙うなら、
たとえば3時45分とか(横一列)
4時50分とか(斜め)でも良いのでしょうが、
おそらく、今回の轢死体が
アジの干物のように縦に割かれているのが
考慮されているんでしょう。
この辺のこだわりは凄いです。



今回の犯人は、シンメトリーにこだわっているというより、
対象をシンメトリーにしなくては気が済まない
(脅迫観念がある)状態なので、
精神的な病気ですよね。
この話を見る度に、ドクター伊良部
(奥田英朗氏の伊良部シリーズ)を思い出します。
きっと伊良部先生なら
いい感じで解決してくれるはずなので。
トイレットペーパーのホルダーまで外しちゃうなんて
凄すぎです。



居酒屋での卵焼きのエピソードで
亡くなってしまった部下を姫川班の一部が思い出すのは
かなりわざとらしかったですが、
これが、
先行のスペシャルドラマを見ていない視聴者の為の説明だと思えば、
納得もできます。
ただ、個人的には、彼との過去が絡む話でない限り、
無理にそういうエピソードを入れなくてもいいのにと思いました。
何も知らない新人の二人と
それを敢えて教えない先輩たち──という
気持ちのずれを見られるのは良かったですけれど、
過去の映像を何度も流したのは、ちょっと余計だったと思います。



縦の轢死体というショッキングさはありますが、
事件そのものはシンプルです。
姫川を中心とする人間関係に焦点が当てられているので
(視聴者は事件を共に追っていくことで、
彼女自身やその人間関係を知らされていく)
ミステリとしては少々物足りないです──が、
その人間関係が面白いので
見ていて楽しいことも否めないです。

二人の新人という例外を含むものの結束の固い姫川班、
姫川を認めてくれる上司、
なかなか認めてくれない上司。
いいライバル刑事、
同じ刑事でありながら憎悪さえ感じる敵、
姫川を支えてくれる他の周囲の人々……と
こうして挙げていくだけでも
非常に魅力的です。

個人的には、姫川と菊田のコンビが好きです、
特に姫川が「菊田ー!」と叫んで呼びつけるのがいいです。
菊田の秘めた愛は渋いな〜〜と思います。
居酒屋からの帰りに
姫川のお泊まり用バッグを持ってあげるところとか、
彼女を好きな気持ちを出さないようにしているところなどが、
大変好ましいです。

あと、甘いものと“姫”が大好きらしい
國奥先生が好きです。
彼が出てくると和む〜〜。



トリックでは
止血用に紙おむつを使うのが珍しく思えていて、
(たとえば生理用品も
突発的な止血用品として非常に有用なので、
出血が多い怪我をした時に使うのは良いらしいです)
また、“作品”──つまり死体を血で汚さない為に
それを用いている辺り、大変猟奇的なのですが、
(左右対象に血で汚せれば、逆にありなんでしょうけど)
そこが結構あっさりしちゃっているのが残念です。



真犯人にとって
例の被害者の死は本当に残念だったんでしょうが、
死体がシンメトリーになったことで
彼の中では“完成”したんでしょうね。
姫川班たちが聞き込みで真犯人に辿り着きながら、
彼自身の回想が流れるのには
見ていてぞくぞくしました。
映像としても良かったです。



ミステリとしては物足りないと書きましたが、
全話を見終えた後で振り返ってみると、
この第1話が一番レベルが高かったなぁと思います
(上記の時計シンメトリーネタなどを含めて
話がきれいにまとまっている)。
最後にお叱りの電話を受けながら
「でも逮捕しちゃいました」のくだりがお茶目で楽しいです。

放送当時のことはよく覚えていませんが、
初回以降も高い視聴率を保っていたあたり、
この第1話で姫川ワールドに引き込まれた視聴者も
多かったのではないかと思います。

(追記)
続きの感想も書きました。
感想@ドラマ「ストロベリーナイト」第2話〜第3話:右では殴らない*ネタバレあり
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-01-12


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2013-01-11 19:53  nice!(0) 
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