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おおきく振りかぶって感想:月刊アフタヌーン2010年3月号感想*ネタバレあり [おお振り:アフタヌーン感想]

月刊アフタヌーンで連載中の高校野球漫画
「おおきく振りかぶって」の感想です。
今月号(2010年3月号)は勿論のこと、
単行本未収録分のネタバレがあります。


本誌感想はカテゴリでまとめてあります。
他の号の感想をご覧になる場合はこちらをどうぞ。
おお振り:アフタ感想


────

第76回「まっすぐ!」です。
こういうタイトルは良いですね。
“まっすぐ(ストレートを投げる)”事は
三橋の根幹を成しているというか
アイデンティティになっていると
私は思っているので、
ちょっと感慨深かったです。



細かな感想を述べる前に……
先々月号に引き続き、来月号も休載だそうです。
ご存知のように、現在は
アニメ第2期の放送を控えていますので、
放送開始に合わせてコミックスの新しい巻を発売する為に、
ひぐち先生は、今は集中して
既存の原稿の修正をされるようです。
(どの作品でも、アニメ化前/されている時期を狙うと
単行本笑えるぐらいバカ売れしますので)
過日に出た単行本にしても
「まだこんなところ……」と思っていたので、
ファンとしては、単行本の次巻の発売が早まるのは
大変嬉しいのですが、
その余波を受けて本誌の連載が途切れるのは、
仕方がない事とはいえ、とても淋しいです。
今月号も、内容が充実しているので
読んでいる最中はあまり気になりませんでしたが
最近はそうであるように、ページ数が少なかったですし。
(念のために書いておきますが
おお振りの少ない=他作品の普通です。
以前はもっと多かったので……)
ついつい、贅沢を言ってしまいます。



さて、本編!

水谷君ww


いやぁ……部で紅一点の千代ちゃんの周りで
恋の華が咲くのは当然なのですが、
(つか、あれだけ可愛いんだから無い方が不思議)
とうとう! とうとう!
水谷君の気持ちがはっきりと描かれました。
いや、「好き」という明確な言葉は出ませんでしたので、
正確に言えば、はっきりとじゃないかもしれません。
でも、これまでのビミョーな描写と比較すれば、
今回はかなり深く踏み込んでいたと思います。
水谷君が千代ちゃんを意識しているような描写が
初めてあったのって、いつでしたっけ……。
おお振りの連載の序盤から、
千代ちゃんの荷物を持ってあげるといった、
よく気が付く子なら普通にやりそうな親切はありましたし、
球技大会でも、阿部と一緒に気さくに話し掛けていました。
その後、水谷君が、
千代ちゃんと部の誰かが仲良くしているのを見て、
ちょっと複雑な心境になりかけたけれど、
「あれ(千代ちゃん)は普通に接しただけ」──と
納得した描写があった覚えがあります。
(うろ覚えですみません)
それ以来かぁ……。

好きな子と一緒に会話ができただけでも嬉しいでしょうに、
ダンスとはいえ、手を握れたり、
すんごくかわいい笑顔を間近に見られたりして
水谷君は役得でしたね。
私まで「良かったね!」と喜んじゃいました。
以前の感想記事でも書きましたが
千代ちゃんが阿部を好きなのを思えば、
水谷君の恋は前途多難ですが、
それをまだ知らない今は、存分に恋を楽しんでほしいです。
やはり、恋は良くも悪くもやる気に繋がりますし、
そうしたつまらない事で心を揺らしてしまうのも
人間ドラマの醍醐味だと思いますので。

今は千代ちゃんも恋心を必死に隠していますし、
水谷君も、千代ちゃんを見ているだけで幸せなようなので
(告白する段階に至っていない)
まだ何も起こっていません。
でも、千代ちゃんをずっと見ている水谷君が、
今後、いの一番に
彼女の秘かな恋心に気付くシーンがあるのかなとも
想像しています。



そんな水谷君が焦った原因になっていた西広君。
前回の打撃練習に引き続き、彼は今月号でも頑張っていました。

これは、対美丞大狭山戦での感想でも書いたと思うのですが、
以前は、西広君が初心者である&控えである事に、
当人も周りも甘えていた部分があったはずです。
↑こう書くと誤解をされると思うので、
一応、補足しておきますが、
この甘えは、
西広君が練習に対して手を抜いたというような事ではありません。
西広君も皆と同様に真剣に練習に励んだでしょうし、
周りも、彼に対して基本から丁寧に教えていたと思います。
でも、西広君には気構えが無かったというか、
彼自身があの試合で後悔していたように、
“自分は試合に出ない”と思う部分があったはずです。
どこかで他人事という意識があったはずです。

しかし、あの戦いを経て、
“もしかしたら試合に出るかもしれない→本当に試合に出られた”
という一つの可能性を実現させた今では、
西広君は、自分も野球部の一員であり、
試合に出る可能性がちゃんとあったりする事を
普段から痛感できていると思います。
もう二度とあんな思いをしたくない、
適時にちゃんと役に立ちたい……という強い望みが、
次も試合に出られるという確かな事実を前にして煽られた結果、
彼を練習に励ませる燃料となっているんでしょうね。
試合に出られる事が分かっている→頑張らなくてはと思う
→実際に頑張っている→成果を出せている
と、良い感じで続いているなと思えました。

水谷君も、頑張る西広君を間近で見て、
いい感じで競り合うように頑張っていましたが、
多分、西広君は今が一番伸びる時期だと思うので、
水谷君がうかうかしていると
本当に、西広君にポジションを奪われるかもしれません。
必死さだけで問うと、今回は、
自責の念が絡んでいる
(自分の不甲斐なさに嘆いている)西広君の方が
強そうですし。



最後の、実現しなかった好きな子的談義は
ちょっと残念でした。
でも、あの感じじゃ、もし水谷君に話が振られたとしても
彼は正直に言えなかったでしょうね。
他の誰かが「俺、しのーか!」とか言っても、
水谷君は、その場ではとりあえず黙っていて、
秘かに「アイツがライバルかよ」とか思ってそうだと
想像しましたww

三橋はいないのかなぁ。
おっきくなった阿部と並ぶ千代ちゃんを見て、
小さいなぁと思うシーンはありましたが
(最初の朝食作りの時)
あれは、恋とはちょっと違うでしょうし……。
ルリちゃんへの感情も、おそらく違いますよね。



さて、そんな三橋のまっすぐ。
今回は、振りかぶって投げる際のポイントが、
モモカンからの注意という描写で、読者に説明されました。
上げた足を後ろに入れ過ぎない……という点は、
私も「おお」と思いました。
初心者は、馴れてないと、ここで変に身体を反らせるので
軸がぶれやすくなるんですよね。
バッターに握りを見せない為に、
甲を敢えて見せて投球するのは当然なので、
逆に、説明された事がちょっと新鮮でした。

阿部の足もあるので、
本来は数球で終わらせるつもりが、
予想以上の三橋の出来に嬉しくなり、
即座に、ちゃんとした練習まで引き上げられたのは
何よりでした。
三橋も気持ち良さそうに投げていましたが、
それ以上に、捕ってる阿部が嬉しそうで、
私は、連載の初回を
(阿部が三橋の球を初めて捕って、目をキラキラさせていたシーン)
思い出してしまいました。
三橋が良いと思える事が
実際に、投手としてプラスになっている事が
私にはとても嬉しかったです。
また、雑談でさっと流されていましたが、
阿部との投球練習だけでなく、
田島を相手にした時についても良くなっているようで
ホッとしました。



その田島。
本っっっっっ当に田島は、運動なら何でもできるんですね。
凄いなぁ。
田島の運動神経が優れているのは、言うまでもありませんが、
彼の場合、運動を上手くこなすコツを見つけるのが
並外れて速い&上手いんだと思います。
身体をどう動かせば上手くやれるのかを
本能的に、瞬時に見抜いちゃう……とでも言えば良いでしょうか。

たとえば、鉄棒の逆上がり。
この運動のポイントは、
腕の力(鉄棒に胸を寄せる)と背中を丸める事と
地面で足を強く蹴る事によって得られる勢いです。
私は大人なので、こうやって言葉で説明できますが、
子供の頃はこれが分からないので、
ひたすら練習をして、
「こうすればいい」というポイントを
身体に覚えさせていくじゃないですか。
田島は、それを本能ですぐに見抜ける
+身体能力が優れているので、
練習無しで身体を自由に動かせる→成功する事が多いのかなぁと
思いました。

田島が覚える必要があるのは、男子パートだけなのに、
もう女子パートも覚えてしまって、
花井と一緒にダンスを踊ったのには笑ってしまいました。
花井も……そこはホッとしちゃ駄目だろうと思いましたww
若いなぁ。
女性に優しい花井でも、やっぱりマネージャーを
異性としてちょっとは意識しちゃうんですね。



三橋の成長も、ニシウラーゼの小ネタもたっぷりと見られて
読んでいて楽しい回でした。
再来月号も、楽しみにしています。





────
感想は以上です。
お読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
おお振りアフタ感想:2010年6月号

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-01-25 20:19  nice!(1)  コメント(0) 
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