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感想:大河ドラマ「天地人」第九回 謙信死す *ネタバレあり [NHK大河ドラマ感想]

NHKの大河ドラマ・天地人
第9回「謙信死す」の感想です。ネタバレを含みます。


前回の第8回「謙信の遺言」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-02-28
前々回の第7回「母の願い」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-02-15-1




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謙信が倒れた事で、不穏な空気で話が始まります。

ずっと気を失っていた謙が、
仙桃院に「二人の息子が来ている」と告げられた途端、
気付くのが、泣けます。

そして、家信達の前で皆をまとめる景虎に対し、
言葉少なな(というかほとんど発してない)景勝が対照的です。
謙信を心配しながらも、跡継ぎ問題に乗じて
自分達の行く末が気になってしょうがない家信達が
リアルだなぁと思いました。
軍の末端になればなるほど、家の大事より自分の大事ですよね。



早速、牽制をかけてきた景虎側。
その応対を途中からした兼続も含めて
食えない者同士が腹の中を探りながらやり合うのは
面白かったです。
こういう会話はいいなぁ。見ていて楽しい。



跡目争いが起きた時は景勝を守れと仙桃院に言われ、
「この命に替えても必ず」と答える兼続。
その前に、景勝が後を継ぐのを望む者ばかりではない事を
仙桃院から言われ、
兼続がちょっと不思議そうに(不満そうに)してますが、
これまでの働きからいったら、
景虎の方が跡継ぎとして評価されているような感じがしたので
兼続がそう思わないでいるようなのが、ちょっと意外でした。
兼続の中に、主である景勝贔屓があるのは当然ですけど
景虎への評価を蔑ろにするほど盲目になっているとは思えなかったので。

謙信が亡くなった後のゴボゴボ……には
笑ってしまいました。
雨もなんかわざとらしかったなぁ。
もっと自然に、しとしとと降らせた方が
情感たっぷりになって良いと思いました。



謙信の死によって、早速勃発する家信同士の対立。
「一枚岩であった上杉がのう……」の台詞が辛いです。
また、景虎が「自分が継げば不都合がある」云々言ってるのに、
家臣達が勝手に争っているのがもう。
景虎も景勝も、全然目を合わせないですしね。
ああは言ったものの、
景虎にその気がないわけではないですし。



「謙信の遺言」が出てきましたが……
中途半端に(信じるに値しないけれど、無碍にもできない)
こういうのが出ちゃったからこそ
景虎と景勝の跡目争いが御館の乱にまで発展しちゃったのかなと
思いました。
しかも嘘だなんて。

お船の母親の開き直りっぷりには、失笑しました。
呆れた。

いかにも納得できるような理由を仙桃院が口にしていましたが、
兼続を説得しているのは
少しも良いとは思えませんでした。
兼続は、泥は全部自分が被るとの覚悟を決めた仙桃院に
感動していたようですが
これ、逆効果だと思います。
どう考えても、景勝側が悪い(悪)。
自分達の誤った行動を正当化させる為の方便を
ずらずらと並べているだけにしか思えませんでした。
主人公に悪い事をさせるのは
よほどの事情を書かないと、視聴者を引き込めないですが、
今回は駄目だったと思います。
元々、景勝に跡目を継がせたい欲が兼続にもあったのが手伝って、
彼が仙桃院の舌で丸め込まれたようにしか見えませんでした。

だから、その後にあった
景勝と兼続のやり取りも薄っぺらかったです。
兼続が景勝を心から慕っていて、信頼しているのも分かりますが
ああいう汚い事をしてまで跡目を継がせたいんだと思うと
急に安っぽく感じられてしまいました。
ここで感動しなきゃ駄目だとは分かるんですが
何も知らない景勝が間抜けに思えるし、
兼続には少しも共感できません。
主従が心の底から深く繋がっているとはよく伝わってくる分、
残念です。



最後も不穏でした……。
今回、景虎側の家信が強襲してきた理由が
次週明かされるようですが
どっちも疑心暗鬼になっているようで怖いです。



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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


続きの第10話「二人の養子」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-08-4




2009-03-01 20:50  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

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